ピジンイングリッシュ?
数日前、IMOLEのインスタグラムに、オセニ氏がピジンイングリッシュについて投稿してくれました。
オセニ氏と話していると、時々背後に同じ家に住む友人が通りがかって言葉を交わすことがあります。ピジンなので何を話しているのか、まーったくわかりません。
ピジン語というのは、もともとビジネスという言葉が変化したと言われています。
交易などで現地の人と接触する際、お互いに意思疎通をするために英語や現地語をミックスしたり変化させたり、これを少ない語彙で行なって発達したものです。
日本では横浜を訪れた中国人との間でもピジンが話されていたと言われています。
他にはハワイ、インディアンの人々にもピジンが存在するようです。
ナイジェリアのピジンはクレオール語に属します。
クレオール語は交易など便宜上発達したものではなく、母国語として定着したもの。
日本の小笠原諸島にも存在しました。
ナイジェリアの公用語は英語ですが、教育を受けられなかった人は正しい英語が話せません。
また民族語もあるため、民族間の共通語としてピジンがあればコミュニケーションが取れるので、ピジン語で育つのです。
ちなみに、私はナイジェリアのLyta(ライタ)というミュージシャンが好きなのですが、彼はオセニ氏と同じでヨルバ人。IMOLEもヨルバ語です。
彼の曲の歌詞は英語とピジン、そしてヨルバ語がミックスされています(なので歌詞がわかりません…)。
いくつかのナイジェリアピジンの例をオセニ氏に聞いてみました。
I’m full (お腹がいっぱい)I don belle full アドベラフー/ アドベラフイー
I feel sick(気分が悪い)I nor well アノフェー
This tastes good (これ美味しい) he sweet ヒーソースィートー
I’m sleepy(眠い..)sleep de worry me スリーウィーウォーリーミー
You are funny(あなたは面白い)you de funnyユーデーフォーニー
それぞれ後ろに「アッハー」「フゥ」などの表現音が付くそうですが、これは話している相手が親なのか、友人なのか、上司なのか、などによって変化するそうです。
そしてこの表現音は地方によっても違うそうです。
フランス語を学んでいた時、「ル ラ レ」がわからず、どんな規則でつけるのか先生に質問したところ、「規則はない、生まれ育ちながら自然に覚えたものだから」と言われて挫折したことを思い出しました。
育ちながらモノにした言語は大人になってから学ぶのはなかなか難しいですね。
次回制作について難しい質問があったら「スリーウィーウォーリーミー」(眠い)と言ってみたいと思います。
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