オインボ

オインボ(Oyinbo)はWikipediaによると、古く1470年代にヨルバ族の言葉がルーツで(IMOLEもヨルバ語ですね)、初めはやってきたポルトガル人を表す言葉でした。その後広く白人(Caucasian)を呼ぶ言葉、そしてヨーロッパナイズされたひと、そして肌の白いひと、アフリカンでもライトスキンと呼ばれるひとたちにも使われるように変化していったそうです。

Wikipediaを見ると、非常に歴史が古く、意味を変えてきた言葉であることがわかりました。

なぜオインボの話なのかというと、オセニ氏、職人のステペンと一緒に育った幼馴染、エマが時々私をそう呼ぶからです。彼はオセニ氏を知った時から、たくさんの悩みや愚痴を聞いてくれた大切な友人です。

その彼が私をオインボと呼んだ時に、その意味を教えてもらいました。

「オインボというのは、僕たちより色の白い人だけではなくて、そのせいで僕たちを見下さない、本当の友人のことを指すんだよ。Namiは僕のオインボ。オインボがいるというだけで、僕は周りから尊敬されるんだよ」

彼は今投資をしながら、一生懸命に勉強をして、暗号資産がドルでやり取りされるため、ナイジェリアの通貨ナイラに両替する仕事を目指しています。

それを始める前に、一番大きな都市と呼んでもいいラゴスに住んでいたことがありました。その時久しぶりにビデオチャットをしようということになったのですが、ライブチャット中に彼のラゴスの友人たちがワラワラと集まってきて「すげーー」みたいになったんです。なぜか聞くと「オインボがいるじゃないかな」なるほど。

ナイジェリアには仕事を見つけることが困難、まだ生きていくのが精一杯の人がたくさんいます。それでも見下されるべきではないし、ましてや彼らの国なのです。移住者や在住者の外国人から見下されるなんて、悲しくなる話です。

みなさん、ぜひIMOLEを通して彼らのオインボになってください。

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この記事を書いた人

大手外資系のコンピュータ会社で役員秘書、その後同じく大手外資系IT会社に入社。退社後2023年にIMOLEをスタート。
音楽大学出身。日英の他に韓国語中級。4か国語目を勉強しようと計画中。
アフロビート、色、布に惹かれる日々を送っています。
”Ayomide”はモスルがつけてくれた名前です。

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